東京五輪2020閉会式 聖火納火のBGMで冨田勲のシンセサイザー作品「月の光」が使用されました
「月の光 / Clair de lune(「ベルガマスク組曲」第3曲 作曲:ドビュッシー)」は、冨田勲が1974年にアメリカ「RCAレーベル」より発表したアルバム『Snowflakes Are Dancing』の収録楽曲です。
1971年にシンセサイザー「MoogⅢ-p」を苦労の末に個人輸入した冨田は、本格的にシンセサイザーによる作品制作に着手しました。約1年4ヶ月をかけて作られたこの先駆的なアルバムは、日本人として初めて米グラミー賞4部門にノミネートされ、全米ビルボード・クラシカル・チャート第2位、全米レコード販売者協会1974年度最優秀クラシカル・レコード受賞に輝くなど、世界中で空前のヒットを記録しました。
2012年には、「月の光 ULTIMATE EDITION」として4.0chサラウンド化のリメイクアルバム(新作2曲を加えた)として日本コロムビアより新発売されました。閉会式で使用された音源は2012年版です。
冨田勲が生涯をかけて創意工夫を続けて描いてきた音宇宙ともいえる「トミタサウンド」の素晴らしい楽曲の数々に、少しでも多くの方々が想いを寄せて楽しんで頂けることを願っています。
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7月21日よりSpotifyやAppleMusicなどの主要なストリーミングプラットフォームにて配信スタート
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「立体音響」への飽くなき探求とその軌跡
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