2015年4月3日に大阪のいずみホールにて行われ、藤岡幸夫 指揮、関西フィルハーモニー管弦楽団によって演奏された伝説のライブ・パフォーマンスを、最新のテクノロジーを使用してハイレゾ・フォーマットの3Dオーディオで収録しました。本アルバムは、オーケストラ編成と日本を代表する伝統的邦楽器演奏の組み合わせのみならず、冨田勲氏自身のミュージック・コンクレートととの協奏により21世紀の日本を代表する作品になっております。その圧倒的な空間演出も特筆され、先進の録音およびミックス技術により、その場で体験している状況に最も近い音でお楽しみいただけます。(RME Premium Recordings 源氏物語幻想交響絵巻 特設サイトより)
作曲からサラウンドの空間演出までの全てを冨田勲が自らの手で紡ぎ出し完成させたアルバム「源氏物語幻想交響絵巻・完全版」が2011年に日本コロムビアより発売されました。このアルバムでは、冨田勲が長年培った作曲家として描く独自の5.0chサラウンドの音空間を作り上げています。
そして、この現代京ことばによる「源氏物語幻想交響絵巻・完全版」をコンサートの形としても後世に残したいという冨田本人の強い想いから、その後コンサート用オリジナルスコアとしても2013年〜2014年にまとめ上げ、2015年に初演が叶いました。 この初演の素晴らしい演奏といずみホールの響きを入交氏がテクノロジーを駆使して丸ごと収録し、実に6年を経て最新のマルチチャンネルフォーマットを含んだアルバムとしてまとめてくださいました。ご尽力いただきました関係者の皆様には深く感謝申し上げます。(*各フォーマットの再生方法につきましては特設サイトの製品概要などでご確認ください)
冨田勲が描く平安シンフォニーの世界へといざなう坂田美子氏の京ことばの語りや邦楽器、そして藤岡幸夫氏率いる関西フィルハーモニー管弦楽団 渾身の演奏による「源氏物語幻想交響絵巻」をお楽しみください。
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RME Premium Recordings 源氏物語幻想交響絵巻 特設サイト
https://synthax.jp/rme-premium-recordings/the-tale-of-genji-2014/
冨田勲・源氏物語幻想交響絵巻
藤岡幸夫 指揮・関西フィルハーモニー管弦楽団
ステレオ&イマーシブ・オーディオ・フォーマットBlu-Rayディスク& CD
(本アルバムは、Blu-Rayディスク1枚とCD2枚組の計3枚組のアルバムです。)
Blu-Rayディスク
本Blu-rayディスクは、ミュンヘンのmsmスタジオが、Lindberg Lydと共同で開発した「Pure Audio Blu-ray」フォーマットにて制作されています。各曲が以下のそれぞれのフォーマットで収録されて、リモコンの青・赤・緑・黄の色ボタンにより、希望の再生フォーマットを選択することができます。
再生フォーマット
・2ch ステレオ(192kHz/24bit)
・5.1ch サラウンド DTS-HD Master Audio (192kHz/24bit)
・11.1ch Dolby Atmos
・11.1ch Auro 3D (96kHz/24bit)
CD
本作品のCDは、HPLならびにMQAでマスタリング処理された、CDプレイヤーで再生可能な3Dハイレゾ作品です。お使いの再生機がMQAに対応している場合は自動的にデコードされ、PCM 176.4kHz/24bitにて作品を楽しむことが できます。また、MQAに対応していない再生機器をお使いの場合でも、通常のCDフォーマットで ある44.1kHz/16bitにて作品をお楽しみいただくことができます。なお、本CDでのHPLプロセッシングは、ヘッドフォンでのバイノーラル・リスニングはもちろん、通常のステレオ・スピーカーでも臨場感のあるサウンドを楽しむことができるように調整されております。(スピーカーで楽しむ場合はできる限り反射音が少ない環境でのリスニングを推奨いたします)
MQA-CD
MQA-CDとは、音楽ファンがオリジナルのマスター・レコーディングを自宅、車、またスマートフォンでもストリーミングできるようにした画期的なオーディオ・テクノロジーです。 人間の神経科学に関する最新の研究に基づいて開発された、受賞歴のある英国のこのテクノロジーは、収録時の解像度と瞬発力のすべての要素をキャプチャーしています。この繊細なレベルの音をキャプチャーすることで自然なサウンドを再現します。そして、リスナーは楽器と演奏者のイメージを3D映像のように鮮やかに感じ取ることができるようになります。 MQAは独自の「折り紙」折り畳み技術によって、音楽情報が含まれたデータは効率的にパッケージ化され、スタジオ・レコーディングのすべての情報が保持されています。
HPL (Head Phone Listening)
HPL (Head Phone Listening)とは、2chステレオから22.2chサラウンドと言ったあらゆるサウンド・フォーマットをヘッドフォン&イヤフォンで体験することができる高音質バイノーラル・プロセッシング技術です。作品が意図する本来のサウンド定位を、極力色付けや音質劣化を抑えた上で、ヘッドフォンやイヤフォンに再現しています。
源氏物語絵巻 宿木 三 絵、柏木 三 絵 徳川美術館所蔵
©徳川美術館イメージアーカイブ/ DNPartcom